菫(スミレ)の花言葉は?由来や神話も紹介!
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春の花として代表ともなっている菫(スミレ)の花。
様々な歌でも菫(スミレ)は歌われていますね。
可愛らしき咲く花ですが、
白、ピンク、赤、紫、黄色、青などたくさんの色で楽しませてくれます。
![菫(スミレ) 花言葉](https://hanapresent.com/sumire01.jpg)
主に3月~5月に咲く花なのですが、
菫(スミレ)とは名前からも優しさが感じられる花ですね。
コンクリートの間から花が咲いていると思ってみると、菫(スミレ)の花だったといったこともあります。
それを思うと力強さも感じる花なのですね。
500種類以上もあるとされているので、菫(スミレ)には奥が深いのだと感じます。
そんな菫(スミレ)の花言葉は?由来や神話も紹介します!
菫(スミレ)の花言葉は?
菫(スミレ)には全体の花言葉と、色別の花言葉があるのでまず全体からです。
「謙虚」「小さな幸せ」
「真実の愛」「誠実」
などが挙げられます。
では色別ではどうでしょうか。
白 「無邪気な恋」 「あどけない恋」 「純潔」
ピンク 「希望」
紫 「貞節」 「愛」
黄色 「つつましい喜び」 「田園の幸福」
青 「愛情」
など色別でもたくさんあるのでした。
「恋」や「愛」など優しい花言葉が多いように感じます。
ピンクを観て「希望」を感じると嬉しくなります。
プレゼントに向いてる花言葉になっていますね。
菫(スミレ)の由来は?
菫(スミレ)の花は全世界に渡り温帯の植物とされています。
日本では全土で「ビオラ・マンジェリカ(Viola mandshurica)」のことを言います。
和名ではその形からされているとされているのですが、
花の形が「墨入れ」から「スミイレがスミレ」になったとされています。
コンクリートの間からでもひっそり咲く姿や、道端や草の陰からひっそりと咲く姿から、
花言葉にも「謙虚」や「つつましい喜び」や「誠実」に由来するのです。
西洋では誠実や奥ゆかしさの象徴でもあり、
慈愛や美の薔薇(バラ)や威厳や純潔の百合(ユリ)と共に、
バラ、ユリ、スミレとは聖母に捧げられる花ともされているのです。
3つの花の中に入る菫(スミレ)ですが、
何か特別とされているのでしょうね。
菫(スミレ)の神話とは?
![菫(スミレ) 花言葉](https://hanapresent.com/sumire02.jpg)
菫(スミレ)にはローマ神話とギリシャ神話があります。
ローマ神話とはある時、愛と美の女神ヴィーナスとキューピットが散歩をしていたのです。
すると美しい乙女たちが踊っているところに出会ったのです。
ヴィーナスがキューピットに、
「私とあの乙女たちのどちらが美しいか」と尋ねるのです。
キューピットは、「あの乙女たちの方が美しい」と答えたのです。
ヴィーナスはたちまち機嫌を損ねてしまいました。
そして乙女たちを殴り続けたのです。
乙女たちの顔は紫色に腫れあがってしまいました。
キューピットは乙女たちを気の毒に思い、菫(スミレ)の花に変えたといわれているのでした。
ギリシャ神話とは、あるイアという美しい娘がいました。
そんな美しいイアに太陽神アポロンはひとめぼれで恋をしました。
ところがイアには羊飼いの婚約者がいたのです。
アポロンと婚約者の板挟みになってしまったのです。
太陽神アポロンの恋を拒むと復讐されてしまうと考えたイア。
そんなイアは貞操の女神アルテミスに、「花の姿に変えてほしい」と頼みました。
女神アルテミスは哀れに思い、イアを菫(スミレ)の花に変えたとされています。
または怒りに触れたアポロンが、イアを菫(スミレ)に変えたともされているのです。
ギリシャ神話のもうひとつは、川の神の娘である美しい乙女であるイオに、
最高神ゼウスは見初めてしまうのです。
ゼウスは嫉妬深い妻であるヘラに恐れ、
イオが見つからないようにと小牛の姿に変えてしまったのです。
雑草だけ食べるイオを哀れに思ったゼウスは、イオのために菫(スミレ)の葉を作りました。
妻のヘラはイオのことを知り、ヘラはイオを星にしてしまうのでした。
ゼウスはイオを忘れないため、
イオの瞳と同じ紫の色を菫(スミレ)の花に付けたともされています。
いくつかの神話がありますが、ローマ神話もギリシャ神話もとても切ない話です。
でもいかに菫(スミレ)が「貞節」の花か分かりますね。
これで菫(スミレ)はつつましい存在ということが分かります。
菫(スミレ)についてのまとめ
優しく微笑むかのように咲く菫(スミレ)ですが、
由来や神話からも優しい花ということが分かります。
世界中の温帯地域に咲く花ですが、世界中にその優しさをもたらしているのですね。
スミレ属スミレ科の花ですが、
美しさからではバラ、ユリ、スミレと並ぶ特別な花です。
そんな菫(スミレ)はバラやユリとは違い、いつでも謙虚な姿で私達を喜ばせてくれるのですね。
菫(スミレ)の花を観て優しく微笑みたくなる気持ちになります。
そして、もっと菫(スミレ)について触れていたい気持ちになりました。
菫(スミレ)が多くの歌詞に歌われているのも納得がいきます。
たくさんの由来や神話で語られている菫(スミレ)ですが、
何だか温かい気持ちになるのは私だけではないでしょう。
何だか菫(スミレ)が愛おしいですね。
そんな菫(スミレ)の花言葉は?由来や神話も紹介しました!
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