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銭葵(ゼニアオイ)の花言葉と由来とは??

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今回取り上げるのは「銭葵(ゼニアオイ)」という花です。

普段私たちが何気なく楽しんでいた花「銭葵(ゼニアオイ)」ですが、
その花言葉や名前の由来、
雑学的なこと
などを知ることでより深く楽しめるのではないかと思います。
 

銭葵(ゼニアオイ) 花言葉

 

 

銭葵(ゼニアオイ)の花言葉とは?由来や意味は?

<銭葵(ゼニアオイ)という名の由来とは??>

まるい花で、しかも花の大きさが「一文銭」ぐらいということと、葉が立葵の葉っぱに
似ている
から、葉が向日性で太陽を仰ぐというところから来ている。

そうなんです。

 

 

「仰ぐ」から「葵」となり、これらを合わせて「銭葵(ゼニアオイ)」という名になったのです。

思った通りシンプルな由来。その成り立ちも納得です。

こうなると和名以外の名前の由来も知りたくなりますよね?

そこで早速調べてみたので、宜しければこのまま読み進めてください。

 

 

銭葵(ゼニアオイ)の英名(ハーブ名)・学名の由来とは??

さて、和名の由来を知り、そのほかの由来も知りたくなったあなたにだけ、英名や学名、
そして、銭葵(ゼニアオイ)があるものの変種だということもお話しようと思います。

先ずは、銭葵(ゼニアオイ)の学名から

 

 

学名:Malva sylvestris(マルヴァ シルウェストゥリス)

ギリシャ語のmalache(柔らかい)とSylvestris(森林生)を組み合わせたもの。

英名:treemallow

ハーブ名:Bluemallow(ブルーマロウ)

 

 

mallowはゼニアオイ属のこと。ハーブティーの鮮やかな青色から。

和名:薄紅立葵(ビロードアオイ)の変種が銭葵(ゼニアオイ)

英名:Marshmallow(マーシュマロウ) Commonmallow(コモンマロウ)
Bluemallow(ブルーマロウ)

学名:Althaea officinalis(アルタイアオフィシャナリス)

 

 

病気が治る、回復する、治療するの意味を持つ、ギリシャ語althaiaが由来。

Officinalis(オフィキナリス)種子名。ラテン語で薬用・薬効の意味。

マシュマロは、この根を原料にして作ったことが由来。Marshmallow(沼地の葵)という意味。 

 

 

銭葵(ゼニアオイ)は王族の「のど薬」だったって本当?

はい。本当です。古代エジプトで王族がすりつぶしてのど薬として使っていました

ラテン語の薬用・薬効の意味、ギリシャ語で病気が治る、回復する、治療することを
意味する言葉を名前に取り入れたのは、こういう事実があったからなのでは?と思います。

 

 

銭葵(ゼニアオイ)の花言葉って何?

学名や英名そして名前の由来を知り、その成り立ちなどの面白さに目覚めたのではないでしょうか?

そして、きっとあなたは「花言葉」のことも知りたいと思ったのではないでしょうか?

そんな向上心豊かな好奇心のあるあなたにだけ「花言葉」をお教えいたします。

きっと感性豊かなあなたならこの花言葉から色んなイメージが湧き、頭の中に映像が浮かぶことでしょう。

 

 

そんな花言葉はこちら

<銭葵(ゼニアオイ)の花言葉>

花言葉 温厚 恩恵、新年、説得、母の愛、初恋、柔和、古風な美人

いわゆるマイナスなイメージの花言葉がなく、和風な美しさが楽しめる花です。

 

 

銭葵(ゼニアオイ)は生薬にもなるって本当?

はい。本当です。生薬として扱う時の名前は下記のものになります。

生薬名:錦葵葉(きんきよう)錦葵花(きんきか)

薬効:下痢 せき たん 口内炎

 

 

誰もがなる可能性がある病に効果があるのですね。それだけとても身近な花だったのでしょう。

観賞用としてだけでなく、生薬としても使うことが出来るということからも分かるように、
簡単に心身を整えることが出来る植物としても愛されていたことがよく分かりました。

 

 

銭葵(ゼニアオイ)ってもともと日本にあった花なの?

いえ。残念なら銭葵(ゼニアオイ)は、中国を経て江戸時代に渡来して、
その後、観賞用として栽培されるようになったものです。

でも、その姿は元からあったと言ってもいいぐらい「和風な美人」を思い起こさせます。

 

 

あ、そういえば花言葉に「古風な美人」ってのがありましたね。

やはり、そういう柔らかな美があることに昔の方も気づいていたようです。

洋花のような華やかな美しさではないけどこのなにげない美しさが良いなと思います。

 

 

本草網目啓蒙ってどんな本?そもそも本草学とは何?

本草網目啓蒙がどんな本かの前に「本草学」が何かを先ずは押さえておきましょう。

ほん ぞうがく -ざう- [3] 【本草学】

古く中国で発達した不老長寿その他の薬を研究する学問。主として植物を対象としたのでこの名があります。

 

 

日本へも奈良時代に伝わって普及し、江戸時代に最も盛んとなり、

動物・鉱物におよび博物学的な研究に発展しました。

明治に至って,主に植物学・生薬学に受け継がれました。本草。

漢方医学の基礎となる動植物に関する学問なのです。

 

 

これを踏まえた上でさぁ、いよいよどんな本なのか見ていくことにしましょう。

<銭葵が出てくる本草網目啓蒙ってどんな本?>

本草綱目啓蒙とは?古典文学作品名。

小野蘭山の「本草綱目」の講義筆記を孫の小野職孝(もとたか)や門人が整理刊行した書。

 

 

四八巻。1803年刊。「本草綱目」の順序に従い多年の群籍の研鑽と実地調査観察による自己の見解を示します。

日本の博物学に貢献。 この本は本草学が最も盛んだった江戸時代に出たものです。

また、蘭山は、「実物をよく観察」することの大切さを門人達に伝えていたそうです。

彼は利益や名誉のために「本草学」を修めるのを嫌いました。「真を識る」ことに徹していたとのことです。

 

 

植物に限らず「よく観察する」ということはとても大事だよなと改めて気付かせて頂いた説明文でした。

何気ないところに意外と深いものがあるんだな。と感じました。植物の愛で方が変わるかもしれません。

 

 

マロ―ブルー(銭葵(ゼニアオイ))って「ハーブティー」で楽しめるの?

はい。楽しめます。

マロ―ブルー(銭葵(ゼニアオイ))自体は味も香りもありませんが、
下記のような組み合わせで「ハーブティー」として楽しめます。

 

 

のど・咳に
マロウブルー1/3+ヒソップ1/3+カモミール1/3

消化不良に
マロウブルー1/3+レモングラス1/3+ローズ1/3

便秘に
マロウブルー1+ローズ1+ハイビスカス2/1+レモンピール1/3

シミ、そばかす(色素沈着)に
マロ―ブルー1+カモミール1+レモンピール1/3

 

 

が効果的です。オシャレな上にこのような効果もあるのは嬉しいですね。

それに、マロウブルーのハーブティーってちょっと変わっていて
レモンの輪切りを入れると紫色からピンク色に色が変わる。

レモンを入れなくても時間が経つと同じように色が変わるんです。

ちょっと珍しく、面白いですね。

 

 

銭葵(ゼニアオイ)のまとめ

長文お付き合い頂き有り難うございました。

このようにたったひとつの花なのに、色々な魅力や花言葉があり
また観賞用・実用(生薬・ハーブティー)として使うなど
出来るというのが凄いと思いました。

このことから、人も花もひとつのモノには一つの魅力しかないのではなく、色々な魅力があると思えました。

また、ネーミングというのは「シンプルで分かりやすい」のがやはりいいんだなぁ。という気づきもありました。

 

 

やはり自然は「偉大な先生」だなぁと思います。

これからも「銭葵先生」と仲良く出来るようになりたい。そう感じました。

最後まで読んでくれて有り難うございました。

.

 

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