珍しい花の名前~花の名前にはどんな変わった名前があるの?~
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日本にはたくさんの花があります。
たくさんある花にはすべての花に名前がついており、
名前にはそれぞれの特徴を表しているものも多く存在します。
このように色々な名前がついている花ですが、
花の名前の中には少し変わった珍しい名前がついている花もあります。
今回はこのような花の珍しい名前を
紹介していきたいと思います。
動物に関係のある珍しい花の名前
珍しい名前の花の中で一番有名な花が蟻通しです。
蟻通しは日本が原産国の花ではありませんが、
日本国内でも色々な場所で見ることが出来る花となっています。
この花の名前が蟻通しとなっている理由は、
この花の形にあります。
蟻通しは葉っぱにも実にもたくさんのとげがついています。
このとげが蟻を刺してしまうほど鋭いことからこのような名前がつきました。
蟻通しは縁起物としてお正月に飾られることもあります。
蟻通しの他にも千両や万両といった縁起の良い花もあります。
また、南アフリカが原産国の花に牛の舌という花があります。
春から夏にかけて色々な色の花を咲かせる植物で、
見た目はスミレに似ています。
この花は見た目がとても牛の舌に似ていることから
このような名前がついています。
牛の舌に関連して牛の額という花も存在します。
この花は湿地や水辺に自生する花で、
とても高い生命力を持っている花となっています。
牛の額という名前がついた理由は、
この花の葉っぱの形に由来しています。
牛の額の葉っぱの形が牛の額によく似ていることから
このような名前が付けられました。
ちなみに、この葉っぱには小さなとげがたくさんついていますが、
とげ自体は鋭くなく、触っても怪我をする
といったようなことはありません。
そして、金鳳花と呼ばれる花があるのですが、
こちらの花の別名は馬の足形となっています。
金鳳花という名前も少し変わっていますが、
馬の足形という名前はとても珍しいですよね。
なぜこのような名前が付けられたかというと、
金鳳花の葉っぱの形が馬の足跡に似ていることから
このような名前が付けられました。
最初は馬の足形ではなく、
鳥の足形と呼ばれていたと考えられています。
伝説上の生き物に関係ある珍しい花の名前
これまでは動物の名前にちなんだ
花の珍しい名前を紹介していきました。
動物の名前以外にも変わった名前をしている花があります。
その一つが鬼縛りです。
鬼縛りは秋から春にかけて咲き、夏になると落葉する植物です。
春にはいい匂いのする花を咲かせ、夏には赤い実を付けます。
この植物が鬼縛りと言われている所以は木の樹皮にあります。
鬼縛りの木の樹皮はとても硬く、
その硬さゆえ鬼すらも縛ることが出来ると考えられていたので、
このような名前が付きました。
また、鬼縛りという名前の他にも夏になると葉っぱが落ちることから
夏坊主という別名もついています。
鬼に関する名前のついている花はこれだけではありません。
冬に咲く花として柊があります。
柊は葉っぱが硬く、ギザギザしていることが特徴ですが、
この柊の別名にも鬼の名前が入っています。
柊の葉っぱはギザギザしていて鋭いため、
邪気を払うと昔から言われていました。
そのため、昔の鬼の目を柊の葉っぱで攻撃して鬼を退治したという
伝説から鬼の目突という別名があります。
このように動物の名前だけでなく、
伝説上の生き物の名前がついている花も中にはあります。
人に関係のある珍しい花の名前
珍しい花の名前の中には人に関係するものもあります。
例えば、春蘭という花がありますが、
花の形がおばあさんの頭の形とおじいさんのヒゲの形に似ていることから
じじばばという別名が付けられています。
他にも小小ん坊という花があります。
こちらは秋になると実を実らせるのですが、
この実が小さく丸いことからこのような名前が付けられました。
また、蔓にんじんは別名爺そぶとなっており、
お年寄りのそばかすのような模様があることからこのように呼ばれています。
同じような名前に婆そぶというのもあります。
こちらは爺そぶよりも花が小さいことからこのように呼ばれています。
これらの花の他にも人に関係のある名前が
付けられている花はいくつかあります。
このように花の名前には様々な動物や人の名前が付けられることがあり、
それぞれになぜこのような名前が付けられたのかという理由もしっかりあります。
珍しい花の名前のまとめ
花の名前の中でも
特に珍しい名前がついている花を紹介していきました。
花自体に変わった名前のついているものもあれば、
花の別名として変わった名前がついている花もあります。
このようになぜ花にこのような
珍しい名前がついているのかということを調べてみると、
それぞれにちゃんとした理由があることがわかり、楽しいかもしれませんね。
今回紹介した花の名前は本当に一部で、
まだまだ変わった名前がついている花はたくさんあります。
この機会に花の名前に興味を持っていただければいいなと思います。
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