棘（トゲ）のある花にはどんな花があるの？

花の中には棘がある花があります。

棘は花にとって、自分を守るために必要な物であり、
花にとってはとても大切なものとなっています。

　

　

ですが、とげがある花を外に植えてしまうと、
棘が邪魔になってしまうこともあり、
棘の扱いは案外難しいものとなっています。

　

　

そのような花の棘ですが、
棘を持っている花にはどのような花があるのでしょうか。

　

　

棘を持っている花

　

　

棘のある植物として最も有名なものが
サボテンなのではないでしょうか。

　

　

サボテンは砂漠などの乾燥地帯に
自生している植物となっています。

　

　

一般的に、サボテンには棘がある物として知られていますが、
サボテンの中には棘が少ないものや自分を守るために
機能していないような棘がある種類もあります。

　

　

最近では品種改良によって、棘が全くない
サボテンというのも存在します。

　

　

次に有名な棘のある植物としてアザミがあります。

アザミは日本でも自生している植物で、
様々な品種がある植物ですが、そのどの品種にも棘が備わっています。

他にも山椒にも棘があります。

　

　

山椒は食用としても知られている植物ですが、
普通に自生している山椒には棘がついています。

　

　

ですが、山椒の中には棘を持っていない
朝倉山椒といわれる種類もあります。

　

　

これらの植物以外にもボケや柊に棘がある
ということは良く知られています。

　

　

あまり知られていない棘がある植物として、
ザクロやナツミカンがあります。

　

　

これらの植物はイメージとして、あまり棘のあるような感じはしませんが、
棘のある植物となっています。

　

　

近年では多くの植物が品種改良を行われており、
本来ならば棘を持っている植物であっても品種改良により
棘を持たなくなっているというようなこともあります。

　

　

棘に毒のある花

花の中には棘を持っている花もたくさんありますが、
そのような棘を持っている花の中でも棘自体に毒がある場合があります。

　

　

通常、毒を持っている花は花自体に毒があるため、
花の持っている棘に少しくらい触れたとしても
毒におかされるということはありません。

　

　

ですが、イラクサという植物は棘自体に毒を持っています。

このイラクサは日本にも自生している植物で、
特に九州や四国に分布しています。

　

　

イラクサは夏から秋にかけて花を咲かせる植物となっており、
木がたくさん生えている山などで見かけることがあります。

　

　

イラクサの棘はとても鋭く、棘自体も危険なものとなっています。

ですが、このイラクサの危険な点は棘の鋭さではありません。

　

　

イラクサは棘の中に液体を内蔵している嚢を持っています。

棘に触ってしまい、この嚢を破ってしまうと
中に入っている液体が手についてしまい、
この液体が原因で強い痛みを感じてしまうようになります。

　

　

イラクサの嚢に入っている液体はヒスタミンと
アセチルコリンを含んでいます。

　

　

この二つの成分が皮膚に付着した時に
強い痛みを感じてしまう原因となっています。

　

　

イラクサは山の中にたくさん自生しています。

何も知らない子供が触ってしまうと大変なことになってしまうので、
山に入る時には注意する必要があります。

　

　

棘が鋭いため、手袋などを装着していても
貫通してしまうこともあります。

　

　

なので、山の中でイラクサを見つけたとしても
近づかないようにする必要があります。

　

　

花の邪魔な棘を無くす方法

　

　

育てている花を飾る時などには花についている棘が
とても邪魔になってしまいます。

　

　

棘をそのまま放置しておくと不意に触った時に
怪我をする恐れもあるので、花瓶に花を飾る時や育てた花を
人にあげる時などには棘の処理をする必要があります。

　

　

棘の処理に便利な道具が棘取り器です。

これは、ガーデニング用品として販売されている道具となっており、
花の棘を簡単に処理することが出来るようになっています。

　

　

棘を取る必要のある花が
たくさんある場合には重宝されます。

　

　

値段も比較的に安くなっており、どこのガーデニング用品店でも
購入することができるので、
たくさんの花の棘を取る必要がある場合には
購入しておくのもいいのではないでしょうか。

　

　

もしも、棘を取る必要のある花が少なく、
このような道具を購入する必要がない場合には、
ハサミを使って棘を取るという方法もあります。

　

　

棘を一つ一つ丁寧に切っていく必要があるので時間はかかってしまいますが、
カッターナイフを使うよりも花に与えるダメージが少なくなります。

　

　

どのような道具を使って棘を取るのかということは
棘の処理をする必要のある花の本数によって変わってきます。

自分に合った方法で花の棘を処理するようにしましょう。

　

　

棘のある花のまとめ

棘を持っている花はたくさんあります。

棘を持っている理由は花が自分を守るためなのですが、
棘があることで怪我をしてしまう危険もあり、
花を育てている人からすると少し邪魔な存在となってしまっています。

　

　

最近では花も品種改良が何度もおこなわれているため、
棘のない花というのが増えてきました。

　

　

棘が邪魔だと感じている人はこの品種改良されて
棘がなくなった花を育てるといいのではないでしょうか。